2024/07/31 20:30

こんにちは。

蒸し暑い毎日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?
暑さには割と強い私も今年はすでに冷房と扇風機にすっかりお世話になっています。

室内で製作するひとにとっては
冷房でひんやり冷えた夏場の空間も、
寒い時期に温かい飲み物やブランケットにくるまれてこつこと作業する時間も
どちらも心地よいものだったりします。

さて、私が製作する際に譲れないことがひとつあって、それは1.5mmサイズの小さなビーズを使うことです。
日本製では一番小さいサイズで特小とされているものですね。
海外製だとさらに小さなビーズもありますが色味が好みでは無かったり穴のサイズが製作には向かないものがあったりと、
品質の安定している日本製のビーズをメインに使用しています。

このサイズにこだわる理由は、
この小さなビーズで無いと表現できない繊細さ、世界観があるからです。

ビーズと聞くと
かわいいや子ども向け、もしくは民族系のものをイメージされる方が多いのかなと思います。
それらには既に歴史があったり、ステキなものづくりをされている方がたくさんいらっしゃいます。
けれど大人が選択できるビーズアクセサリーやグッズとなると
自分のスタイルに合うものが無いと感じていたことが製作のきっかけでもあります。

私が今製作しているものも、ひとまわり大きなビーズで作ると完成図はまったく違うものになります。
一粒一粒が大きいほうがもちろん製作は捗るのですが、それでは私が目指すものは実現されないんですよね。
特に面積の大きなものになればなるほど完成までの道のりは程遠く、製作時間との戦いでもあります。
でもこのやり方でしか作れないものがあると信じて製作しています。


これは以前渋谷の美術館で開催されていたビーズにまつわる展示会で鑑賞したもの。


ダチョウの卵殻に穴をあけて紐を通し、装飾品として仕上げられています。
ビーズの起源として展示されていました。
素材も完成図も私がつくるものとは異なりますが、どこかに通ずるものを感じて記憶に残るプリミティブな作品でした。


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よかったらぜひご覧ください。